少し暖かくなってくると、気になるのがニオイです。
気候が良くなると、外に出たりする機会が増えますが
その分、体は汗ばんでニオイが気になってしまいます。
今回はそんなニオイでも、脇のニオイ対策を紹介します。
脇のニオイの原因は?
実は、脇の臭いなどの体臭で悩んでいる方は意外に多いんです。
脇のニオイの原因って何だと思いますか?
まず、一番の原因と言われるのが、放置した汗や放置した皮脂です。
脇の下には汗腺が集中していますが、通気性が悪い場所です。
また湿度も高いため、ニオイの原因である雑菌が増殖しやすい環境で、
この雑菌が原因で嫌なニオイが発生しやすくなります。
とくに夏場は汗が多く出るため、一緒に流れ落ちた角質が
細菌によって分解され、きついニオイが出るわけです。
これは、ワキガ体質でなくても要注意です。
臭う汗と臭わない汗
汗にも、におう汗とにおわない汗があります。
汗は汗腺から出ます。
汗腺は3種類あります。
エクリン腺とアポクリン腺、全身の皮膚に
分布している皮脂腺になります。
エクリン腺から出る汗は、サラサラの汗になり臭わない汗。
通常、「汗をかく」と言って出る汗は、エクリン腺から出ています。
アポクリン汗腺から出る汗は、わきがの原因となる汗。
粘り気があり、栄養分が多い汗です。
べたべたすると、蒸発しにくくなりますので臭う汗になります。
アポクリン汗腺の機能の発達、汗腺の数は個人差があり、
アポクリン腺の数が多いと、いわゆるわきが体質になります。
脇汗がにおう理由
通常はエクリン腺から出る汗はにおわないんですが、何かの拍子で
このエクリン腺から出る汗がにおってしまう場合があります。
この理由は、汗腺の機能の衰えです。
汗腺機能が弱ってしまうミネラル分を含んだ、ベタベタした
汗が排出されてしまいます。
こうなると、蒸発しにくくなり、またミネラルがあるので栄養素がたくさんあり、
臭いを出す雑菌が繁殖してしまいます。
これが、エクリン腺の汗がにおう仕組みなんです。
におわない汗になるには?
汗腺機能が衰えるのは、運動不足とエアコン環境と言われます。
運動をすると、汗をかく頻度も高くなるので、汗腺も動きが活発になります。
しかし、運動不足の人は、汗をかく頻度が少なく、故に汗腺機能も使わなくなるので
どうしても衰えてしまうんですね。
また、エアコンに当たりすぎると、汗をかかなくなります。
これも、汗腺機能低下の原因と言われています。
ということは、この汗腺を鍛えることがニオイ対策になりますね。
ではどうするかといいますと、まずは、定期的に運動すること。
ウォーキングでもランニングでも継続して運動をすることで、
汗腺も鍛えられ、ニオイのない汗が出るようになります。
あとは、お風呂でゆっくりぬくもる。40度以下のお風呂で
20~30分ゆっくりつかりましょう。
体が温まることで、汗腺の動きが活発になり、鍛えられます。
制汗剤を使うのも対策になります
色々やっても、やっぱり汗にニオイが気になる。。。
それなら、制汗剤を使うのもよいかもしれません。
制汗剤でも、汗が完全に止まるわけではありません。
ですから、汗が出ても臭わない制汗剤がおすすめですね。
汗が出ても臭わないというのは、制汗剤に殺菌成分が入っているから。
汗に混じる雑菌の繁殖を抑えることで、においを抑えるわけです。
朝出かける前にサットと一振りして、ニオイストレスから
解放されちゃいましょう!!